

アロマの香る空間づくり


おうちで心身共にゆったりリラックス。
優しい香りに包まれて、疲れた身体と心をすっきり。
アロマってすごーい!!
アロマテラピーでは、アロマオイル(精油・エッセンシャルオイル)の香りを空間に広げて楽しむことを「芳香浴(ほうこうよく)」と呼びます。
芳香浴は、おうちにあるものを使って簡単に始めることができます。
ここでは初心者でも簡単に芳香浴を楽しめる方法をご紹介します。
最初は、特別な道具なしで、アロマオイル(精油・エッセンシャルオイル)の香りを楽しむところから始めてみましょう!
そもそも精油とは……
精油(エッセンシャルオイル)とは、植物の香り成分を抽出したものです。精油1Kgを抽出するのに、ラベンダーならその花穂を100〜200Kg、ローズの場合はなんと3〜5トンも必要。精油は大量の原料からほんの少ししか採れない貴重なものです。
そのため、純度100%のピュアオイルを選んでください。なかには「アロマオイル」の名称で販売されている「合成香料」もありますので注意してください。

アロマオイルは、家庭でも手軽に取り入れられるアイテムです。
まずは、すぐに試せる基本の取り入れ方を三つ紹介します。
ティッシュやハンカチを使う芳香浴法
芳香浴はアロマオイルを拡散させて香りを楽しむ、簡単な使い方です。ハンカチやティッシュにアロマオイルを1~2滴垂らして置いておくだけで良い香りに包まれ、心地よい気分になれるでしょう。
ハンカチやティッシュのほかに、アロマディフューザーやアロマストーンなど、専用の香具を使うのもおすすめです。
立ち上がる蒸気を利用する芳香法
お湯の蒸気を利用して、アロマオイルの芳香成分を鼻と口から吸入する方法は、リラックスだけではなく鼻づまりや喉の痛みなどに効果的とも言われています。使い方は簡単。お湯を入れたマグカップにアロマオイルを1~3滴ほど垂らし、立ちのぼる香りを楽しむだけです。
蒸気を吸い込む時は、アロマオイルの成分が目を刺激する恐れがあるため、必ず目を閉じて行うようにしましょう。また、アロマオイルを入れたお湯は誤って飲まないように注意してくださいね。
入浴時に楽しむ沐浴法
入浴時にアロマオイルを利用する使い方は、沐浴法やアロマバスと呼ばれています。香りと入浴の両方の力で、心身ともにリラックスできるでしょう。アロマオイルはお湯に溶けないため、浴槽に入れる際は無水エタノールに 混ぜるか、植物油や専用のバスベースで乳化させてから使うのがポイント。全身浴の場合は1~5滴、半身浴や手浴、足浴は1~5滴を目安にしてください。
また、柑橘系やスパイス系、ミント系のアロマオイルは肌への刺激が強いため、一度にたくさん入れすぎないように注意が必要です。
以上の三つはオイルだけがあれば簡単に今すぐアロマを楽しみ事ができます。まずは入門編として是非試してみてください。

リビングにはラベンダーやオレンジ
家族の共有スペースであるリビングを良い香りで包んで、リラックスできる空間に。リビングは家の中でも広いスペースなので、香りが拡散しやすいアロマディフューザーやアロマランプを使うと良いでしょう。リラックス効果の高いラベンダーや、明るい気分になれるオレンジなどのアロマオイルがおすすめです。
ラベンダーの効能は……
ラベンダーにはさまざまな種類があります。最も有名なのがイングリッシュラベンダーで、コモンラベンダーとも呼ばれる、寒冷地で栽培される品種です。
北海道富良野でも多く栽培されていて、香りが強く立つため、ラベンダー精油の原料となっています。